意味の分かる有効な注意書き

 二次創作サイトは、トップページ(ホームページ)に注意書きが必要です。理由は二次創作サイトを作るということらへんを見てくれれば分かると思います。

 しかし、独りよがりな or 存在意義の感じられない注意書きをするサイトがとても目立ちます。読まない人を紛糾する前に、何のための注意書きかをちゃんと考えて書いて下さい

 「注意書き」と言うくらいですから、読んだ際にある程度効力がなくてはいけません。ただし、みんながみんな読んでるとは思わない方がいいです。人間不信になります。そしてみんながみんな従ってくれるとも限りません。結局のところ、人間は好奇心に弱いのです。

 というわけで、意味の分かる、読んでもらえる有効な注意書きの書き方を論じたいと思います。


他の文より目立たせる

 普通に書いてあって気づかないよこれ! なんてものをたくさん見かけます。すごく小さい文字の注意書きなんてわざわざ読みますか?

 取扱説明書にある「警告」とか「注意」とか、立ち入り禁止区域の標示とか、毒を持っている生物とか、注意すべきものというのは必ず「注意しろ!」とそのもの自体が主張しているものです。よって目立つように書いてください。ページを見た際にしっかり目に付くように書いてください。色を変えるとか、文字を大きくするとか、テーブルに入れるとか。注意書きのみのページを作るのも、それを読まざるを得ない状況を作り出すという点では優れています。


ダイレクトにストレートに書く

 回りくどい書き方はしないこと。見て瞬時に理解できる言葉で書くこと。そして長々と書きすぎないこと。

 最近の注意書きは何だか回りくどい表現が多くないですか? ボーイズラブとか性的表現とかはっきり書くのがそこまで嫌かよ! っていう。ならそんなもん書くなと言いたい。

 書くべきことは「そのサイトを見るに適している人なら何が言いたいか分かる表現」ではないのです。そうでない人に注意を促す、そうでない人を跳ね返すための注意書きなのです。「自分はこのサイト見るの無理だな」と思ってもらわなくてはいけません。ただあまりにもキツイ言葉を使うとお客さんがひるみますので注意。あくまでもいろんな人の目に付くもの、赤の他人に読んでもらうものですから、その辺は考えて下さい。

 ちなみに、ボーイズラブとホモセクシャル、ゲイは意味合いにだいぶ差があります。使う際は注意してください。あと「同人的表現」という言葉は「カップリング」や「ボーイズラブ」のような意味は一切持ってないので、その意味で使うと行き違いを起こす可能性があります


これを守らずに気分を害した人は突き放しとく

 書いたからね、ここに書いたからね、アタシは責任取りませんよ、と言っておけばここから先は読者の自由と責任です。

 だからこそ、意味の伝わる有効な注意書きが必要なんです


年齢制限のあるものには必ず注意書きを

 未成年に成人向け作品を読ませてはいけません。読んだ方はもちろんのこと、読ませた方も罰せられます。したがって、そのような作品を載せる際には必ず表記をしてください。正直なところ、守るかどうかは相手の良心にゆだねられるというのが現実ですが、それでも必ず書いて下さい。

 お互いが嫌な気分になる前に手を打っておく。先に行動すべきはサイト・作品を作る側です。そして見る側はよく考えてから見て下さい。

 …そう、これだけで十分なんです。ダミーページ、ダミーエンターのような人を欺く行為は間違いなく嫌われます。エンターを隠すと、それを探すのに必死になって誰も注意書きなんか読まなくなるものです。

参考:偽ENTER撲滅の会